エコフィールとは!?

2019年3月26日

コンデンシングボイラーのエコフィール(潜熱回収型高効率直圧式石油給湯器)

コンデンシングボイラー(英: condensing boiler)とは、潜熱を利用することで熱効率を高めた高効率の燃焼式給湯器のこと。

潜熱回収型高効率直圧式石油給湯器 エコフィール

従来の石油給湯器の熱効率が83%だったのと比べ12%高い、95%の熱効率を実現させた新型の石油給湯器です。
従来までは捨てていた高温の排気を有効利用することで、熱効率を高めている。2006年12月にノーリツが発売を開始しました。

石油業界ならびに給湯機器業界は、石油エネルギーの高効率利用促進の観点からエコフィール購入支援事業を展開しています。 形態としてはガス給湯器の「エコジョーズ」と類似します。排気温度が200°Cから60°Cに下がる為、省エネ性の他に安全上のメリットもあります。

ただし日本国内流通の熱機器用ガスと異なり灯油は僅かではあるが硫黄などの不純物を含む為、給湯器クラスの大量の排気が沸点以下で排出されて低温側熱交換器で結露した際、 これら不純物が溶け込んだ液体(ドレン)をそのまま排出すると周囲を腐食させてしまいます。

この為、本体内にドレン中和器が内蔵され更に設置時には特別な排気ドレン工事が必要となります。
これは本体価格で従来型の石油給湯器より通常10万円高となり工事費もかかる為、低コストを求められる石油給湯器としては大きなデメリットでもあります。

シーエル工業株式会社(岩手県盛岡市)では排気ドレン設置のために浸透管工事を設置します。 さらに盛岡の冬は気温が低く、排気ドレン管が凍るため凍結防止のための施工が必要になります。 ※盛岡だけでなく滝沢市、雫石町、八幡平市、岩手町、矢巾町、紫波町、花巻市、遠野市でも排気ドレン工事を施工します。設置費用は総費用にすべて含まれています。
燃焼式給湯器では燃料の燃焼ガスを熱交換器に通し、高温のガスから熱を回収することで水を加熱します。  しかしながら従来型のものでは熱交換後の排気ガス温度が200℃程度あり、燃料のエネルギーのうち80%程度しか回収できませんでした。

コンデンシングボイラーでは、従来排出していた熱交換後のガスを二次熱交換器へ通し水を余熱します。 この過程で燃焼ガスの温度を60℃まで下げることで、ガス中に含まれる水分を凝縮させ潜熱を得る。これによって熱効率の向上を実現しました。

熱効率が高まることにより燃料の消費量削減と、それに伴う二酸化炭素排出量の削減が期待できます。

エコフィール製造メーカー

ノーリツ
長府製作所
コロナ
ノーリツ 長府工産(ノーリツのOEM)
長府製作所 サンポット(長府製作所のOEM)
コロナ タカラスタンダード(コロナのOEM)

ノーリツと長府製作所は2015年12月11日に業務提携しています。

Posted by kusuyama taku